
アルゴリズム
MDCT(Modified Discrete Cosine Transform) / 変形離散コサイン変換
サンプリング周波数
32k, 44.1k, 48kHz (MPEG-1 Audio Layer-3), 16k, 22.05k, 24kHz (MPEG-2 Audio Layer-3), 8k, 11.025k, 12kHz (MPEG-2.5)
入力サンプリング精度
16bit
チャンネル数
1ch(monaural), 2ch(stereo)
ビットレート
32k, 40k, 48k, 56k, 64k, 80k, 96k, 112k, 128k, 160k, 192k, 224k, 256k, 320kbps (MPEG-1 Audio Layer-3)
チャンネルカップリング
対応(オプション)
ビットレート制限
最小32kbps, 最大320kbps(MPEG-1 Audio Layer-3)
MIME Type
audio/mp3, audio/x-mp3, x-audio/mp3, audio/mpeg, audio/x-mpeg, x-audio/mpeg, audio/mpg, audio/x-mpg, x-audio/mpg
ストリーミング
未対応
チェックサム
オプション
コピーガード
未対応
タグ情報
ID3タグ(ID3 v1, ID3 v2)
コンテナ対応
AVI, WAV(RIFF), Matroska, MOV, MP4, MPEG-2システム, Ogg, OGM, ASF
ギャップレス再生
未対応(要MP3 Info(LAME Tag)フレーム対応エンコーダ・プレイヤー)
ローパスフィルター(LPF)
16KHz LPF処理MP3ではエンコード時に16kHz付近[5]でLPFを掛ける。これはアルゴリズムの特性によって、高周波成分の含まれているデータをエンコードすると、デコード後に得られる音声の質が著しく劣化してしまうためである[6]。
LPFを外せばスペクトログラム上での見かけは周波数特性が良くなったように見えるが、実際鑑賞してみると音質は低下している。カットオフ周波数を低くすると、特にビットレートの低い場合で聴覚上の音質が向上する。高ビットレートでのエンコードでは、カットオフ周波数を高くしても問題にならない。
MP3に聴き心地の良さを求めるならば、ビットレートに応じてLPF周波数を変えてエンコードする事は重要である。しかし、それに対応しているエンコーダは少ない。
MPEG-2にもAudio Layer-3が存在し、同様にMP3と呼ばれるが、規格上ではMPEG-2 AudioBC(Backward Compatible)が正式である。この規格では、圧縮方式は同じだが、ビットレートの低いメディアのための高圧縮率対応やマルチチャンネル対応がなされている。この形式はヨーロッパ向けのDVDで採用されている。
MPEG-1/2 Audio Layer-1
最初期に開発されたMPEG Audio。通称MP1と呼ばれ、拡張子は「*.mpa」か「*.mp1」。
PCMデータを32のサブバンドに分けて、FFTによる聴覚心理モデルを使ってサブバンド毎に量子化する。各サブバンドは周波数変換されない(MDCTは使わない)。そのため、ビットレートがかなり高く、約1/4にしか圧縮できないが、エンコードが非常に速い。PASCとしてデジタルコンパクトカセット(以下DCC)で採用されている。基本ビットレートは320kbps(DCCでは384kbps)。
MPEG-1/2 Audio Layer-2
MP1の後に開発された比較的普及率の高い音声圧縮フォーマット。通称MP2、拡張子は「*.mp2」か「*.mpc」。
Video-CDやCSデジタル放送(日本国内ではスカイパーフェクTV!)をはじめ、D-VHS、DVD-Video、Blu-rayまで採用され、殆どの規格の基本フォーマットとして使われている。圧縮アルゴリズムはMP1とほぼ同様であり、MDCTは使わない。圧縮効率はMP1より高まっているが、約1/7程度に留まっている。基本ビットレートは特に規定は無いが、Video-CDに使われている224kbps、または256kbpsが標準として用いられる場合が多い。
MPEG-2 Audio Layer-3
通常は"MPEG-2 AudioBC"と呼ばれることが多い。サンプリング周波数の低いMP3に使われる規格で、主に24kHzと22.05kHz、16kHzで扱われる。他はMPEG-1 Audio Layer-3と変わらない。他にもMPEG-2.5が存在している。
なお、24kHz以下のサンプリング周波数のものはすべてこれと見なせる為、WindowsのWAVに標準で使えるMPEG Layer-3コーデックはこれである。
MPEG-1 Audio Layer-4
MP3からの派生品にMP4 (MPEG-1 Audio Layer-4)がある。これは圧縮技術ではなく、著作権保護を目的とした規格として開発され、音声部分の技術はMP3と変わらなかった。
利便性が悪く、更にMP3プレイヤーなどでは再生できないという互換性の問題も生じている。その後、MP3よりも高圧縮、高音質で著作権保護を謳う「WMA」や「AAC」などの登場により、また動画圧縮のMPEG-4コンテナ(MP4)の登場により、普及どころか殆どその名を残さずに終ってしまっている。
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